人間の魅力は絶対的なもの#2
魅力的な人間というのは誰から見ても魅力的である。
小中学校、青春時代にモテなかった人が大学で急にモテるなんてことは夢の世界のお話である。
得てしてそういった魅力的な人間というのは内面が外面に出ているからであって、本当の知性というものは魅力的な人にのみ宿るのだ。
日本には魅力的な人は少なく、悪意と醜さを併せ持つ者たちは無限に存在する。
彼等は誰から見ても美しい。
それは絶対的なものだ。
だが、彼等は醜い人間に心から振り向くことは有り得ない。
無論人間は必然性の上に生きているからだ。
真理的に美しい人間は自分と似たような美しい人間を求めるようにできている。
希少性の高いもの同士が結ばれればそれは大きな意味があり、すべからく尊いことだ。
だが、日本の醜い大多数は彼等のような人間を求める……分不相応に。
醜人の悪意は彼等の幸福を蔑ろにした上で彼等に近づこうとするのだ。
魅力的な人は魅力的な人と醜い人間は醜い人間と共にあるべきであるし、そうならなければならない。